ぬいぬいにゃんこの雑学帖

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遺言書を作ってみた その①〜遺言書の種類選び〜

ぬいぬいにゃんこです。

ブログにお越しいただきありがとうございます。

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現在行政書士の為の開業準備の本を読んでいます。

その本に「まずは自分の遺言書を作ってみることをオススメする」と書いてありましたので、

今回遺言書を書いてみることにしました。

 

遺言書を書くにも、色々と準備するものがあり決まり事も多いです。

 

まずは「遺言書の種類」を決めるところから始めました。

 

 

遺言書の種類

形式は民法で定められている

遺言書は、民法で定められた形式を満たしていないと法的効果が認められません。

 

民法で定められた形式は7通りあります。

  1. 自筆証書遺言
  2. 公正証書遺言
  3. 秘密証書遺言
  4. 死亡の危急に迫った者の遺言
  5. 伝染病隔離者の遺言
  6. 在船者の遺言
  7. 船舶遭難者の遺言

 

この内1~3を「普通の方式の遺言」、

4~7を「特別の方式の遺言」といいます。

 

終活をするから遺言書を書いておこうという時に使われるのは普通の方式の遺言です。

特別の方式の遺言は、命の危機が迫っていて今すぐ遺言を残さないといけない人や、船員さんのための方式です。

 

特別の方式の遺言については、今回は割愛させてください。

 

普通の方式の遺言

普通の方式の遺言は3種類ありますが、よく使われるのは自筆証書遺言と公正証書遺言です。

秘密証書遺言はあまり使われていないらしいので割愛します。

 

自筆証書遺言

自筆証書遺言は、全文を自筆で書いて署名・押印します。

 

ワープロやパソコンで作成したものは無効となります。

なんでかというと、ワープロやパソコンで打ち込んだ文章は誰が作ったかの証明ができないからです。

筆跡で誰が書いたかの判別ができるように手書きが条件になっています。

 

ペンと紙があればどこでも書けるし、費用も安いのが自筆遺言証書の良いところです。

しかし、自筆遺言証書には書き方に細かいルールがあります。

そのルールに沿っていない書き方をしていると無効となってしまいます。

 

(例1)

遺言書に書いた日付を入れるのですが、

この時「令和3年7月10日」のように確定日付を書く必要があります。

これを「令和3年7月吉日」と書くと遺言書は無効になります。

 

(例2)

遺言書を書いている途中で書き損じたとします。

遺言書の訂正方法は、一般的な訂正方法(二重線で消して訂正印を押す)ではありません。

この訂正をやってしまうと遺言書は無効になります。

 

自筆証書遺言は相続が始まったら家庭裁判所に遺言書を提出して、

検認を受ける必要があります。

https://www.courts.go.jp/saiban/syurui/syurui_kazi/kazi_06_17/index.html

 

検認とは簡単に言うと、遺言書の証拠保全の手続きです。

裁判所に形式上の不備がないかどうかチェックしてもらい、偽造や変造を防止する手続きをします。

 

この検認、申し立ててから1ヶ月ほどかかり、裁判所は遺言の内容が有効か無効かまでは見ません。

遺言書の内容次第では、その後の分割協議が紛糾するおそれがあります…

 

今は法務局が自筆証書遺言を預かってくれる制度があるので、

この制度を利用すれば検認は不要になります。

http://www.moj.go.jp/MINJI/minji03_00051.html

 

が、法務局も裁判所同様に外形的な要件を満たしているかどうかしか見ません。

でも、3900円の手数料で検認不要になり、紛失や改ざんの恐れもなくなるわけです。

自筆証書遺言で遺言を残すなら使っておくべき制度だと思います。

 

公正証書遺言

公証役場という、法律文書を作るための役所に出向いて作る遺言書です。

 

公証役場には、公証人という法律文書作成のプロがいます。

この方達は元検察官や元裁判官なので法律には超詳しく、形式的にも内容的にも不備のない遺言書を作ってもらえます。

www.koshonin.gr.jp/system/s02/s02_02

 

遺言書作成時には本人と公証人のほか証人が2人同席し、出来上がった遺言書に署名・捺印します。

三者の証明がありますから、「本人が自分の意思で作成した」という信憑性があるので検認は不要です。

 

公証人との打ち合わせや遺言作成で何度か作成公証役場に出向く必要があるのと、

費用が少し高い(遺言書の内容によるが2万〜)のがネックになります。

 

遺言を変更・撤回するにも公正証書でしないといけないため、そこでまた手数料がかかります。

 

これだけ手間と費用がかかる公正証書遺言ですが、

実際に相続が始まった時、1番スムーズに手続きできます。

検認不要だし、公的信用力が高いのです。

 

これらの理由で、弁護士さんや司法書士さん、行政書士さん等に遺言書の相談をすると

ほぼほぼ公正証書での作成をお勧めされます。

 

今回は「自筆証書遺言+法務局に保管してもらう」を選択しました

今回私は、自筆証書遺言を書いて法務局に保管の申請をしようと思います。

 

公正証書遺言だと費用もかかるし、証人2人を頼む人もいないからです。

(証人は公証役場で手配してもらえるそうです。別途費用がかかります。)

 

それに、30代の私は今後また遺言書を書き直すかもしれません。

となると、書き直すたびに万単位のお金がかかるのもなんだかなぁ…と思いまして、

自筆証書遺言で書いて、法務局に預けておこうと決めました。

 

これなら書き直して法務局に預けなおすのも3900円で済みます。

 

次回は遺言書を書く前に準備する書類について書こうと思います。

 

今回も最後までご覧いただきありがとうございました(=^x^=)