ぬいぬいにゃんこの雑学帖

手芸と猫好き人間による、手芸と猫好きのためのブログ

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飼い主亡き後にペットが居場所を無くさないために。ペット絡みの遺言・相続トラブルの例

ぬいぬいにゃんこです。

ブログにお越しいただきありがとうございます。

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今回は「ペットと相続」のお話です。

ペットと相続に何の関係があるの?と思われたでしょうが、飼い主さん亡き後に行き場を無くすペットが増えてます。

 

あなたには「相続」が「争族」になっている間にペットを守ってくれる人はいますか?

 

実際にあったペットがらみの「争族」

行きつけの保護猫カフェのオーナーさんからお伺いした話です。

飼い主の高齢化が進み、これからますます増えるのではないかと危惧されています。

 

①飼い主が先立ち、ペットだけ家に取り残されているが世話する人がいない

一人暮らしの高齢者宅に多いパターンです。

飼い主がペットを残して亡くなり(もしくは入院したor施設に入居した)、家にいるのはペットだけ。

 

世話をしてくれる方がいてくれればまだいいのです。

親類は遠くに住んでいる、もしくは近所にいても動物嫌い、

引き取りたくてもペット不可の物件に住んでいたり、アレルギーがある、飼育費が負担できないなどで引き取りを拒否され、ペットが家に取り残されたままになっています。

 

ご飯をあげる人もトイレ掃除をする人もおらず、

悪臭や鳴き声等でご近所トラブルも発生します。

行政や保護団体がレスキューに入りたくても、家に立ち入るには家主の許可が必要。

家主と連絡が取れず、悶々としていらっしゃる行政や保護団体の方が多くいます。

 

②遺言書に「ペットの世話をしてくれる人に財産を渡す」と書いていたが、相続人に相続放棄された

ペットは法律上は「モノ」として扱われています。

「モノ」には権利能力(権利義務の主体となる地位もしくは資格)が認められません。

従って「モノ」であるペットは財産を相続することができません。

 

なので、「ペットの世話をしてくれる人に財産を相続させる」という内容の遺言を書く人が多いのです。

これを「負担付遺贈」といいます。

 

負担付遺贈とは、条件付きで財産を相続させる方法です。

この場合だと、「ペットの世話をすることを条件に◯◯さんに財産をあげるよ」ということです。

 

負担付遺贈で飼う人を指定しておけば安心…

ではないんです!

 

実はこの負担付遺贈、

指名された人は義務を負うのが嫌なら相続放棄できます。

 

ペットの世話が嫌だから財産いらない。相続放棄しまーす。ってことです。

相続放棄されてしまうとそれまでです。

コレまたペットの世話をしてくれる人がいなくなります。

 

 

任せようと思っている人にきちんと話をしておくことが大事

元の飼い主さんは、自分の死後は家族がペットの世話をしてくれるだろうと思っていたり、

ペットの世話をするよう遺言書に書いておいたりします。

 

しかし、任せようと思ってる人に事前にきちんと話を通していないので

いざという時に「そんなこと知らない」と言われてしまうのです。

 

遺言書を残しておくのは大事ですが、

万が一の時にお願いしようと思っている人にきちんと話をしておくのが先です。

 

 

遺言書の他にも、ペットのための信託などによって

飼い主亡き後のペットの生活を守ることができます。

 

余談になりますが、私が行政書士を取得した理由はコレです。

遺言書や各種契約で小さな命が守れることを知ってほしい。

資格を使うのはまだまだ先になりそうですが、その時のために勉強し続けます!

 

今回も最後までご覧いただきありがとうございました(=^x^=)

自分亡き後のペットの守り方について考えるきっかけになれば嬉しいです。