ぬいぬいにゃんこの雑学帖

手芸と猫好き人間による、手芸と猫好きのためのブログ

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猫との共生に必要な「TNR」と「地域猫活動」。

ぬいぬいにゃんこです。

ブログにお越しいただきありがとうございます。

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「TNR」「地域猫」。

この2つは人と猫が共生するために必要なこと。

 

保護猫活動へのご理解とご協力が進み、この2つの言葉の認知度も上がってきました。

しかし、言葉は知っていても内容までは知らないという人も多いのが実情です。

 

今回は「TNR」「地域猫」についてお伝えします。

 

 

TNR

TNRとは、

  • TRAP(トラップ):捕獲
  • NEUTER(ニューター):去勢・避妊手術
  • RETURN(リターン):元の場所に帰す

の頭文字を取ったもので野良猫に施します。

 

捕獲器等で野良猫を捕まえて、去勢・避妊手術をしたうえで元いた場所に帰します。

 

去勢・避妊手術の必要性

去勢・避妊手術をするのは、子猫を産ませないためです。

猫の繁殖力はハンパないんです(ToT)

 

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環境省パンフレットより) 

 

猫は交尾をするとほぼ100%妊娠し、一回の出産で4〜8匹の子猫を産みます。

出産シーズンは年3回ありますから、

1匹のメスが年に20匹近い子猫を産むことになります。

 

そして、猫は生後半年で妊娠できる体になります。

子猫が6匹産まれたとして、半分がメスだとします。

その子猫が6匹ずつ出産したら18匹増えます。

子猫が育つ間に親猫も出産しますから、そこでもまた増えます。

 

そんなこんなで猫は1年間に70匹以上増えてしまうのです。

これを「猫算」と言ったりもします。

 

殺処分されている猫の6割は子猫です(2021年10月現在)。

去勢・避妊手術をすれば子猫が産まれません。

よって猫が増えることもないし、産まれてすぐ命を絶たれる子猫を減らすこともできます。

 

TNRされた猫は耳先にV字の切り込みが入っています。

去勢・避妊手術中に獣医さんがカットしています。

これは「さくらねこ」と呼ばれ、再び捕獲されて手術されないための目印となっています。

 

地域猫

地域住人の認知と合意のもと共同でお世話されている猫のことです。

猫はTNRを施し、耳カットされています。

 

地域猫活動は元々野良猫のゴミ漁りや糞尿被害対策として始まりました。

猫好きさんと猫嫌いさんとの間でトラブルになることも多く、

なんとかして人と猫が共生していけないかと考え出されたのが地域猫活動です。

 

地域猫活動は、猫の世話をする人と地域と行政の「三者協働」の活動です。

 

猫の世話人は地域の合意を得た上でエサ・トイレの場所を決め、定期的な餌やりと掃除をします。

こうすることで猫は最低限の食事をもらうことができ、ゴミ漁りをする必要がなくなります。

トイレの場所を決めることで、糞尿被害を減らすことができます。

 

行政は地域猫活動をしている個人・団体の活動内容を把握し、必要な支援(主に去勢・避妊手術代の補助)をしています。

 

地域の方は地域猫となった猫と猫の世話人を見守ります。

 

地域猫活動が抱える問題

全国的に殺処分を減らそうとする取り組みが広がったことで、地域猫活動への理解が進みました。

 

その一方で、

  • 去勢・避妊手術をせずに餌やりをする人
  • 地域猫地域へ猫を捨てる人
  • 地域猫に虐待する人

  • 怪我や病気になった地域猫が病院に連れて行ってもらえない

などの問題が出てきています。

 

去勢・避妊手術をせずに餌をやる人のことを「無責任な餌やりさん」と呼ぶこともあります。

なぜ「無責任」なのかは、餌をやることで猫が増えることを考えていないから。

 

TNRの項で説明した通り、猫はあっという間に増えます。

野良猫に餌をあげてたら大繁殖して手に負えなくなった…というのはよくある話です。

 

最近では「餌やり」と「去勢・避妊手術」はセットで!が合言葉になってます。

 

TNRと地域猫活動にご理解・ご協力をお願いします

野良猫問題は、そもそも猫が増えすぎたことが原因です。

人が世話できる頭数以上の猫が産まれているが故に、殺処分せざるを得ないのです。

 

殺されるために産まれてくる猫がいなくなるよう、

TNRと地域猫活動への更なるご理解・ご協力をお願いします。

 

今回も最後までご覧いただきありがとうございました。

人にも猫にも優しい世の中になることを切に願います(=^x^=)